ポータブルコーン貫入試験

   ポータブルコーン貫入試験は,人力でコーンを貫入し, その貫入抵抗を求める静的貫入試験です。 貫入抵抗から,軟弱層の土層構成や厚さ,粘性土の粘着力等を簡易かつ迅速に調べることができます。 この試験は,人力によってコーンを貫入させるため,やや硬い粘性土や砂層では貫入が困難となります。 また単管式は深くなるにつれてロッドの周面摩擦が大きくなるため,貫入深さは3〜5m程度が限界です。 これ以上の深さでは二重管式を用いる必要があります。 最近では戸建住宅の地耐力の判定にも用いられています。 このような背景から,ポータブルコーン貫入試験方法は, 1995年に地盤工学会の学会基準として初めて基準化されました。(JGS 1431-1995)

適用範囲


   粘性土や腐食土などの軟弱地盤を対象とします。

試験機の種類


ポータブルコーン貫入試験機には以下の2種類があります。

試験用具




試験方法


  1. 先端コーンをロッドに緩みがないように接続し, ロッドの上端を測定装置および貫入用ハンドルに固定します。
  2. ロッドを垂直に立て,貫入用ハンドルを用いて連続的に貫入します。 貫入速度は1cm/sを標準とし,10cm貫入ごとに荷重計の読み値Dを記録し, 先端コーンの貫入力測定値Qrdを求めます。
  3. 最終深さまで測定した後,先端コーンおよびロッドを引き上げて取り外し, 先端コーンなどに異常がないか点検します。


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