群杭に関する研究

杭はフーチング(建物の荷重を直接地盤へ伝達する部分)の下に付けられますが (施工の順番としては杭の上にフーチングを付けます。)、通常、1つのフーチングに複数の杭を 取り付けます。
しかし、設計段階の構造計算において、杭一本の支持力×本数で計算してしまってよいのでしょうか?

一般に杭頭に荷重がかかると、杭の周面から摩擦力として地盤に力が伝達します。しかし、これが群杭になると この摩擦力が重なり合い、杭先端付近の地盤には単杭のときよりも大きな力が伝達されることになります。 とくに群中央に集中されます。

これは先端地盤の沈下につながり、単杭と群杭で一本当たり同じ荷重をかけたとすると群杭の方が より沈下してしまうと予想されます。

ただし、地盤の性質、杭の諸元(長さ、径、間隔、本数、配置)などによる、多くの影響を受けるもので まだ、解明されていないことが多くあるのです。

そこで本研究室では模型の杭と地盤を用いて実験を行い、基本的な性状の解明を目的として研究しております。